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トヨタが今年中に発売を予定している、燃料電池車の一般向け量販モデルの車名は「ミライ」であることが、米ブルームバーグのトヨタ関係者への取材で明らかになりました。

http://www.bloomberg.com/news/2014-07-29/toyota-said-to-plan-mirai-as-name-for-new-fuel-cell-car.html

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車名の正式な公表については販売時期が近くなってからとの事ではありますが、トヨタはすでに米国で「ミライ」の名前を商標登録しており、この「ミライ」が車名となる事を裏付けています。

販売価格は約700万円程度を予定していますが、安倍首相は今月18日に1台当たりで「少なくとも200万円の補助をしていきたい」と述べています。それでも購入者の負担は500万円…、燃料電池車には欠かせないプラチナ触媒の代替品開発をはじめとした、コストダウンが当面の課題となりそうです。

燃料電池車の普及においては、価格面での補助もさることながら燃料となる水素の充填場所である水素ステーションの増設も課題となります。今月14日には兵庫県の尼崎市で初めての商用水素ステーションがオープンしましたが、水素ステーションは全国でまだ20箇所程度であり、全国規模の増設が望まれます。

また、燃料電池車自体はクリーンであるものの、燃料の水素を生産する際にCO2が発生している事も問題視されており、太陽光発電で得た電力を水素生成に利用する計画も実施されています。

果たして「未来の車」となる燃料電池車の「ミライ」はあるのか?これらの課題に対する今後の取り組みに注目ですね。