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http://president.jp/articles/-/20684

連日のように高齢者ドライバーの事故が報道されていることを受け、ネットのまとめサイトで「高齢ドライバーがプリウスでドライブとバックを間違えるのはシフトレバーのパターン表記が原因ではないか?」という考察が話題になっている。実は1年近く前に上がったものなのだが、「なるほど」と思う人が少なくないらしく、時々思い出したようにSNSで拡散され、そのたびに話題になる。

写真を見て分かるように、プリウスのシフトレバーは、右下がD(ドライブ)、右上がR(リバース=バック)になっている。 一方、MT5速車の場合、Rの位置は右下が一般的だ。これに慣れている人は「Rに入れたつもりで右下にレバーを操作し、バックのつもりでDに入れ、前進してしまうのではないか?」というのがこの説の論旨だ。

本当にプリウスは誤発進事故が多いのか
ただ、この説は怪しいところがある。最大の疑問は「本当にプリウスは誤発進事故が多いのか?」という点だ。プリウスが他のクルマに比べて、特別に事故が多いというデータを、少なくとも筆者は見たことがない。保険会社の資料を見ても、プリウスの型式別料率は9段階のうち、車両でランク5、対人ではランク4とごく普通の料率で、特に事故が起きやすいクルマとは考えていないことが分かる。

つまりそもそもの前提である「プリウスは高齢者の誤発進事故が多い」という認識そのものが、思い込みである可能性は高い。

……このように説明しても、この議論は白熱するのだ。高齢者ドライバーが急増しているのは事実だし、もう一つの理由は主語が「プリウス」 だからだろう。プリウスは長いこと、日本国内で最も売れているクルマの一つだ。従ってオーナーはたくさんおり、「プリウスはダメだ」と言われれば母数が多い分「何を? 俺のクルマの悪口を言うな!」と頭に血が上る人も多いのだ。

また、プリウスはアンチの多いクルマでもある。アンチの理由は様々だし、ここでは特に取り上げない。
要するに、プリウスの話はとかく対立が起きやすい。ある種の有名税だと考えていい。

(続きはサイトで)

プリウスのシフトレバーにはBの表記も
左が、最新型プリウスのシフトレバー。右は、カローラアクシオ(MT)のシフトレバー

アクアのシフトレバーこちらもBあり
同じくトヨタのハイブリッドカー「アクア」のシフトレバー。「B」表記は同じだが、プリウスのシフトレバーとは異なる形状になっている。

引用元 http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1479792329/ 【プリウスのシフトレバー、難解さが以前から指摘されていた…「B」って何だよ】の続きを読む