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水素と酸素の反応で電気を作り、排出ガスを出さない次世代のエコカー・水素燃料電池車の開発が進められていますが、アメリカ・カルフォルニア州で、トヨタ・ホンダ・現代の3社が燃料電池車をリース販売することを発表し、まず今春に現代自動車の燃料電池車がリース販売を開始することとなりました。

 

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リース販売されるのは現代のSUV ツーソン。水素を満タンにすると約480キロの走行が可能です。毎月燃料費込み499ドルでリースされる予定で、燃料補給ステーション近隣の住人のみが対象。

現状でアメリカ国内の燃料補給ステーションは15箇所にも満たず、燃料電池車の燃料となる水素の供給源が少ないことが普及へのネックでしたが、カルフォルニア州は今後10年間に州全体で100の燃料ステーション網を構築する計画を立てているそうです。

一方、ホンダは既にセダンのFCXクラリティーをリース販売していますが、昨年のデトロイト・モーターショーで展示されたコンセプトカー「Honda FCEV CONCEPT」をベースとした新型の燃料電池車を来年販売する予定です。

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Honda FCEV CONCEPT

トヨタも昨年の東京モーターショーで「TOYOTA FCV CONCEPT」と、今年のラスベガスで行われた国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショーで、実際に走行試験を行っている燃料電池車を公開しており、車名等はまだ未定ながらも4ドアタイプのセダンを来年に販売を開始する予定との事です。

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TOYOTA FCV CONCEPT
 
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なおトヨタ・ホンダについては日本でも同時期にリース販売する計画を立てています。