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アップルが、自動車内で音声による音楽プレーヤーの操作や、行き先を確認したりできるサービス「CarPlay(カープレイ)」を公開しました。

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このカープレイはLightningケーブルでダッシュボードのディスプレイモジュールとiPhoneを接続し、音声エージェント「Siri」によって、ハンズフリー通話、伝言メモの再生、音楽再生、インスタントメッセージサービス「iMessage」の送受信、カーナビゲーションなどの機能が音声で操作できるというものです(対応機種はiPhone5以降)。

特にカーナビゲーション機能では、標準のマップアプリと連動して、連絡先やメール、テキストメッセージから推測した行き先を予測する機能が搭載されます。また音声の起動操作はハンドル部分につけるモジュールで行い、運転中の操作での危険を軽減させています。

今週6日から行われるジュネーブモーターショーでフェラーリ、メルセデスベンツ、ボルボが対応モデルを出展するのを皮切りに、年内にも主要な自動車メーカーのほぼ全てがこのカープレイに対応した自動車を発売する予定となっています。

ちなみにフォルクスワーゲンは今回のカープレイではなく、独自のiPhoneドッキングステーションを搭載したビートル「iBeetle」の販売を発表しています。

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一方Googleは今年1月にホンダやGMなど4社と提携し、各自動車メーカーがAndroid端末を接続できる車の開発を進めてはおりますが、アップルには一歩遅れをとっている感じです。

今後はスマートフォンのOSシェア争いが車にも飛び火するのでしょうか?

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