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先月の21日~23日に横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2014」にて、東レが開発している自動車用のフルカーボン製ホイールの試作品が出展され話題となりました。

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バイク用のカーボンホイールは既に市販されているそうですが、今回出展されたのは16インチの4輪用フルカーボンホイールで、アルミホイールよりも4割の軽量化を実現。

市販ホイールの基準を満たし、実装実験もされているそうです。

自動車メーカー各社が燃費競争にしのぎを削っていますが、軽量化という観点からカーボン素材は注目されています。

今年2月にはBMWがフルカーボンホイールを発表し、2年後くらいの実用化を目指しています。
BMW-carbonfiber-wheel

すでに実用化されている物としては、オーストラリアのカーボン・レボリューション社製のフルカーボンホイールが、米シェルビー・スーパーカーズ社のSSC・エアロに採用されています。 ssc-ultimate-aero-carbon-wheel

カーボンはアルミなど金属と比べて製造が難しくコストが非常に高い事や、カーボン繊維を固めるのに樹脂を使うため剥離や紫外線による劣化など、耐久性の問題といった課題もありますが、金属パーツをカーボンなど軽量な物に変えていく動きは今後加速していくことが予測されます。